バリローチェ・ イグアスの滝

ブエノスアイレス

県は、かつて国の移住政策で中・南米に移住した県出身者の子弟を県費で1年間、留学、企業研修を受け入れている。縁があってアルゼンチンからの森マルセーラという研修生を知ることになった。
彼女のおじさんが県人会の役員をしているとのことだった。いざとなったら駆け込み寺になってもらえるので安心していくことになった。彼女は、私が出発する5日前に帰国した。
今度の目的地は、アルゼンチンの留学生のマクシミリアーノ・サラの出身地のバリローチェとアルゼンチン、ブラジル、パラグアイの3カ国の国境にある世界一のイグアスの滝を見ることである。
コースは成田~ニューヨーク~ブエノスアイレスである。2区間とも飛行時間は13~14時間である。我が家の玄関からブエノスのエセイサ空港まで待ち時間も含め44時間かかった。

f0032712_1273039.jpgNYからブエノスまでは直行でアルゼンチン航空である。飛行機に乗るときマイアミでなんとかと言っていたが理解できない。飛行機はガラ空きでユックリできた。
機内放送でなにか言っているが理解できない。マイアミに着陸した。乗客はレストランに連れて行かれた。どうやら無料らしい。
前に並んでいた若者に同席しようと声をかけたら後ろにいたおじさんが俺も加えてくれと言ってきた。座って話を聞いたら、乗客が少ないのでマイアミからの乗客を乗せて飛ぶとの事で4時間後の出発とのことである。日本では信じられないことだが、こちらではよくある事らしい。若者はパキスタン系のナジ、おじさんはイタリア系のカルメーロという名前のアメリカ人だった。3人で無料のビールで宴会をした。陽気な連中である。



f0032712_19312132.jpgf0032712_19315078.jpgエセイサ空港には、一足先に帰ったマルセーラとおじさんの田上英昭さんが迎えに来てくださった。その日は予約したホテルに泊まったが翌日からは田上さんの家に居候することにした。
アルゼンチンと言えばイコール「タンゴ」と思うのは私だけだろうか?ホテルを出たら近くに日本料理屋があり、寿司を食べていたら日本人の客がいて話をしていたらタンゴのショーを見に行こうということになった。現地で見る本物タンゴは、迫力がある。難しそうなダンスである。



f0032712_19374433.jpg翌日は、田上さん達から市内見物をさせていただいた。タンゴの発祥地ボカ地区にも行った。タンゴは労働者たちの母国を思う歌である。
ブエノスアイレスは、南米のパリと呼ばれるだけあってヨーロッパを感じさせる都市である。
フロリダ通りでは、「地球の歩きかた」にも載っていた手漕ぎオルガンのおじさんがいた。








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f0032712_1940392.jpg田上さんのお宅は敷地が2,000坪ほどあり鉢物の生産販売をしておられる。この日は、県人会で私の歓迎会をしてくださった。中庭の一角にはアサードを焼くところもある。本では見ていて知っていたがはじめてみるアサードにはビックリした。牛のアバラを骨ごとや焼くもので豪快である。
アサードの他にも沢山のご馳走がでた。牛の血で作ったソーセージは、流石に無理だった。




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田上さんのお宅は、日本では考えられないくらい大きい。トイレが12箇所、バス付の部屋が4室ある。私の部屋もバス、トイレ付である。最早、客間ではない。
リビングの大理石のカウンターは11メートルある。
パーティは従業員の休憩室も兼ねた、20坪程の部屋で行われた。






バリローチェ

f0032712_19455989.jpgサン・カルロス・バリローチェは、ブエノスから約1700Km、標高770Mのナウエル・ウアピ国立公園に指定されている。19世紀の終わりにスイス人が移民して作った町で、「南米のスイス」と言われている。
パタゴニア地方に位置し、ナウエル・ウアピ湖、カテドラル山をはじめとする2,000~3,000Mの山々を見上げる美しいところである。
ホテルのレストランでは、英語が通じずスペイン語も話せるおばあちゃんに助けてもらった。







f0032712_19514980.jpg湖の遊覧船に乗った。
乗客の女子高校生のグループが話しかけてくる。英語をしゃべりたいのだろう。そういえば、この船には黒人も東洋人もいない。珍しい毛色の人間が乗っていると思ったのだろう。
男の子が近づいて来た。お構いなしにスペイン語で話しかけてくる。名前を聞いたらフーゴと言った。
写真を撮るときいつの間にか入ってきてポーズをとっている。面白い子である。
ここでメガネを忘れてきた。






f0032712_19542439.jpg湖の中にある島に着いた。この島にはレストランがある。泳いでいる人がいてフーゴも泳いだが水が冷たく寒いのですぐ上がってきた。
フーゴは、お母さんとお婆さんとの3人出来ていた。お母さんが英語を話せるので一緒に行動した。
ここには、日本人の観光客が一人いた。
フーゴは、私から離れない。







イグアス
f0032712_2005964.jpgバリローチェからブエノスへ帰り、田上さんのお宅に泊まり、翌日、プエルト・イグアス空港に向かった。
空港でタクシーを拾いホテルへ向かった。このタクシーを、この日、翌日とチャーターした。
イグアスは幅4KM,最大落差80M,毎秒6万5千トンの水量を誇る世界最大の滝である。なるほど、この滝をみるとナイアガラは小さい。
この滝は、全貌を一望できないスケールである。








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f0032712_203427.jpg川幅が広く、あちこちに島があり、小さな橋を渡りながら見物していく。ここには、アナグマや大きなトカゲもたくさん見かけた。川は茶色に濁っているが落ちるところで白に変わる。
翌日は、ブラジルに泊まりブラジル側から見ることにした。
何も考えずにタクシーに乗っていたら、国境の入国審査場があった。入国審査は空港でしかしたことがなく道路で国境を越えるのは初めてある。
書類を記入するのにメガネはない。ルーペで覗きながら苦労していたら係官がサインだけしなさいと言ってくれた。


f0032712_2044224.jpgイグアスからブエノスへ帰り、みたび田上英昭さんのお宅にお世話になった。
日本へ帰る前日はブエノス郊外のティグレを案内していただいた。川の中州に別荘が建っている。のんびりくつろげる良いところである。
田上さんには本当にお世話になった。他人のような気がしない。自分が親切にされたらその人にお返しをするのではなく又、別な人に自分がしてあげれば良いと言う話をした。
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by momodisk | 2007-05-17 12:04 | Comments(0)
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