あこがれのスペイン

憧れのスペイン旅行西欧、東欧、北欧など大体、一回りしていたが南欧は未だ訪れたことがなかった。アルゼンチンに行く時、少しスペイン語を勉強したことがあったし、ガウディのサクラダ ファミリア、それに本場のフラメンコも見たかったので憧れのスペインに行くことにした。
個人旅行をしたかったが「地球の歩きかた」や外務省の安全情報をみるとツアーの方が良さそうである。ツアーの行程を見ると、個人ではこんな日程・費用ではとても周れないことも気がついた。
バルセロナ~バレンシア~グラナダ~ミハス~セビリア~コルドバ~トレド~マドリッドをバスで周遊し現地6泊の旅であった。ツアー代金は20万円余りだった。
全国から107人の参加がありバス3台に分乗し、ホテルも2~3箇所に分かれて泊まるものだった。
沢山の場所を回るため、朝早くホテルを出発し夜も遅く到着するような強行軍だった。とにかく疲れた。矢張り個人旅行で少ない箇所をゆっくり回るのが良い。治安もそれほど悪いとは感じなかった。

バルセロナ
スペイン第二の都市で、第一の商工業地域とのこと。カタルーニャ自治州政府がおかれる州都であるが、バルセロナというと矢張り、1992年のオリンピック開催地として有名である。
f0032712_1327246.jpg更に何と言ってもアントニオ・ガウディの聖家族教会
(サグラダ・ファミリア)なしには語れないだろう。
ケルンの大聖堂の複雑な彫刻も驚いたが、ここも凄
い、そして規模が大きい。なにせ、1882年にネオ・ゴ
シック様式で着工し1891年にガウディが引き継いだ
らしいが現在もクレーンが何基も立っており工事中で
ある。いつ完成するかも分からないとのことで、自分が
生きている内には完成しないことは間違いない。
現在、8本の鐘楼が完成しているが最終的には18本に
なるらしい。

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グエル公園(左)
公園のいたるとこでガウディのイマジネーション炸裂している




オリンピックの主会場となったモンジュイックの丘からの眺め(右)



グラナダ
バレンシアを経由してグラナダに入った。町はシエラネバダ山脈は冠雪しているが町は寒くない。アンダルシア地方の中心地であるグラナダと言えばイコール 「アルハンブラ宮殿」である。
昔、[アルハンブラの思い出]というギター曲が流行った。もう一つ、歴史で「グラナダ侵攻」というの聞いたことがあったのを思い出した。

f0032712_13474191.jpgf0032712_13475957.jpg13世紀イスラム最後の砦として堅牢な要塞の役割を果たした、光と水と緑に彩られたイスラム文化の傑作だけあって素晴らしい。イスラムは、偶像崇拝をしないから建物には彫刻は施されていない。幾何学模様のレリーフが美しく独特の雰囲気を醸し出している。







f0032712_13501660.jpgホテルに帰ったら友人の陽子からメッセージが届いていた。(嫁いでいるのでしばらくの語学研修)
鹿児島でも福岡でも、もう5年も逢っていないのにここで逢うとは奇遇である。彼女も二日前に来たそうである。一緒に土産物屋を覗き、アラビア料理のレストランで夕食をとった。夜、イビサ島に住むアルゼンチン人の友人ファビアンに電話した。彼の英語は、相変わらずスペイン語発音がひどく良く聞かないと分からない。







f0032712_13522478.jpgf0032712_13524387.jpgグラナダからセビリアへ向かう途中、コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)の一部であるミハスに立ち寄った。地中海を望む丘にあるアンダルシアの白い村で白壁の建物と花との取り合いがきれい。








セビリア
カルメンやセビリアの理髪師の舞台ともなったところで、闘牛・フラメンコの本場とのこと。
コロンブス等の大航海時代、貿易で栄えたところである。
f0032712_1403897.jpgf0032712_1405738.jpgここのカテドラルはイスラム支配時代の大モスクを基礎として作られたが完成したのはゴシックとルネッサンスの混合様式になったとのことで変わった雰囲気である。バチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセントポール大聖堂(20年前、行ったところで忘れた)と並ぶ世界三大カテドラルとのこと。ヒラルダの塔に登った。市街が一望できる。






f0032712_14627.jpg夕食は、フラメンコのディナーショウだった。初めて実物で見るフラメンコは動きが激しく迫力がある。










コルドバ
コルドバはイスラムの古都である。メスキータ即ちモスク(イスラム教=回教の礼拝堂のアラビア語だろうか?)がある。サウジアラビアのメッカにあるカーバ寺院に次ぐ規模のものらしい。
北アフリカのアラブ人のイスラム勢力がイベリア半島に侵攻した時代に作られたイスラム教寺院であるが、その後レコンキスタ(再征服)でキリスト教勢力の南進した時代に、一部がキリスト教の大聖堂に改造された二つの様式をもつ寺院である。

f0032712_14181654.jpg内部は、白い石とくさび形の赤煉瓦を交互に組み合わせた縞模様柱が林立する馬蹄形のアーチが幻想的な雰囲気を醸し出している。
中央のキリスト教の大聖堂はルネッサンス風でイスラム教の世界にキリスト教が混在する何とも不思議な感じがする。







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メスキータを出ると狭い通路の両側に白壁の家並みが続くユダヤ人街がある。花が飾られたパティオ(中庭)がきれいである。レコンキスタの後、ユダヤ人は追放された

f0032712_14233928.jpg余談
美人の添乗員さん。スタイルも良い。
彼女は、ツアーの最後に失敗した。ヒースロー空港で、マドリッドから到着したターミナルと、成田へ発つターミナルが異なるためバスで移動する。ここでおばちゃん達二人を置いて行ってしまった。
二人は、やっとの思いで移動してきて彼女にかみついた。






コンスエグラ
f0032712_14285824.jpgコルドバからマドリッドに向かう途中、ラ・マンチャの男ドン・キホーテゆかりのコンスエグラに立ち寄った。子供の頃、読んだ童話を思い出す。同行の女子大生が、「ドン・キホーテのような男」と言うのはどのような意味ですか?と尋ねてきた。何かにつけて物事を「誇大妄想」する男と言う意味だよと教えてあげた。
風車の翼(翼自体はスカスカ)を見てもこれが風を受けて回るとは思えない。布状の物を被せれば別であるが。







f0032712_14304435.jpgマドリッドの南、70キロにあるカスティーリャ・ラ・マンチャの中心地。1,500年以上の古い歴史があるキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の3の文化が混在する地である。









f0032712_14323811.jpg韓国は安東の河回村(ハヘマウル)のように、川が曲がったところにある。対岸の丘から見ると高台に広がる古都が美しい。
カテドラルは、休日で入れなかった。フランス・ゴシック調の建物とのこと。

ホタ川にかかるサンマルチン橋






マドリッド
9世紀後半、カスティーリャ王国がイスラム教徒からキリスト教の手に奪回し、1561年、当時の国王が宮廷をトレドからマドリッドに移転してから成長した都市である。イスラムはヨーロッパのどの辺りまで勢力をのばしていたのだろうか?

f0032712_14414924.jpgプラド美術館は、ルーブル、ロンドンのナショナルギャラリーと並ぶ世界で名だたる美術館らしい(人により評価は変わる)18世紀のスペイン絵画を代表する巨匠ゴヤの作品が170点ある。(カテゴリー 今日のコラム 裸体画の謎を覗いてください)








f0032712_14434450.jpgスペイン広場 作家セルバンテスの没後300年を記念して作られた。勿論、ドン・キホーテ、サンチョパンサの像もある。

バスの中で同行の女子大生からドン・キホーテのような男ってどういう意味ですかと聞かれた。誇大妄想というか、大したことでもない事を大げさに捉える人の事だよと答えた。






f0032712_14454623.jpg2004年3月11日、4カ所同時テロがあったが、その一つのアトーチャ駅の隣にソフィア王妃芸術センターがある。同行の昔の娘さん達とタクシーに相乗りして行った。パブロ・ピカソやサルバドール・ダリの絵を堪能した。









f0032712_14472033.jpgf0032712_14474099.jpg裸体画を撮るために芸術センターから歩いて再びプラド美術館に行った。昔の娘さん達も付き合ってくれた。日曜日は入場料は無料である。ギターの大道芸人からCDを買った。









f0032712_14491866.jpg余談

日本のおまわりさんは、公衆の面前でポケットに手を入れたり、タバコを吸ったり、地面にかがみ込んだりしないのは知っていましたか?それに不倫は、プライベートであるにも係わらず懲戒処分になります(ばれたら!)。その点、スペインは、良いですね。
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by momodisk | 2007-06-09 13:19 | Comments(0)
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