1年前、個人でヨーロッパを鉄道の旅をした。東欧はまだ行ったことがなかったので計画をしていた。
新聞の旅行広告を見ていたら同じような行程が21万円程度で売り出されていた。個人では泊まらないグレードの高いホテルに泊まれるし、現地での移動の交通費を考えるとツアーの方が安い。 考えてみると添乗員さんの後ろをくっ付いて行くだけでベッドにも飯にもありつける。言わば殿様旅行である。 チェコ(プラハ、チェスキー・クロムロフ) 成田からロンドン乗換えでチェコのプラハまで22時間ほどかかっている。 ここから、オーストリア、スロバキア、ハンガリーなどの4カ国を6日間かけてバスで周るものである。距離は1,000キロ位だろうか。 かつて、ヨーロッパの中心として栄華を誇ったプラハは往時の華やかさを感じ趣がある。 高台にあるプラハ城を見た後、歩いて下りヴルタヴァ川にかかるカルレ橋にいった。 15世紀にかけてゴシック様式で建造されたこの石橋は、全長520M,幅10Mもある。 両側の欄干には聖人の像が沢山あった。車の乗り入れは出来ず世界各国から来た大勢の観光客で賑わっている。 大道芸人も多く、1日中いてもあきが来ないだろう。 プラハの見所は、この橋周辺の旧市街地らしい。橋から眺めても落ち着いた雰囲気がある。 橋の方から見るプラハ城は威厳がある。 橋を渡り旧市街広場に行った。広場には、からくり人形と精巧な時計で有名な旧市庁舎がある。 ティーン教会の二本の塔も聳え立っている。 この後、古城、修道院を見るボヘミア古城観光に行った。 プラハからオーストリアのウイーンに向かう途中、国境の近くにチェスキー・クロムロフがある。 ここは、ユネスコの世界遺産に指定された。世界でもっとも美しい町の一つであるとの事だが本当に美しい。 13世紀に南ボヘミアの貴族によって城が建設されたのに始まり16世紀になって、ルネサンス都市として現在の姿が出来たとの事だった。 ここの川は、 ヴルタヴァ川の上流で、韓国のハヘマウルのように川が曲がっているところにある。 広場では、結婚式の記念撮影がされていた。 観光客も写真を撮っている。。 中世そのままの町並みで絵になる。 ここから又、バスに乗りウイーンへ向かう。バスの中では音楽史上有名な各国の作曲家が紹介され音楽を聞かせてくれる。例えば、チェコではスメタナの「菩提樹」等である。曲を聴いて優雅な気持ちにさせてくれる。 オーストリア(ウイーン) ウイーンは、神聖ローマ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国の支配者のハプスブルグ家が権力を握っていた時代、「音楽の都」と呼ばれたらしい。 モーツアルト、ハイドン、ベートーヴェンが活躍した時代との事。 王宮皇帝の部屋を見て、シェーンブルン宮殿へ行った。ハプスブルグ家の女帝マリア・テレジアの末娘で15歳でフランスのルイ16世に嫁ぐまでマリー・アントワネットは、ここで夏を過ごしたとのことである。 シェーンブルンとは「美しい湖」と言う意味との事。 ここの庭園は素晴らしい。 ベルサイユ宮殿の庭園より美しいのではと思った。 6歳のモーツアルトが演奏をしたという部屋もあった。 ベルデヴェール宮殿。この宮殿も美しい。 この後、ウイーンの森観光に出かけた。 ウイーンの森観光で古城を見かけた。廃屋であるが雰囲気がある。 森の中には、シューベルトが住んでいたと言う記念館があった。 スロバキア(プラスチラバ) ウイーンを発ち、ハンガリーのブダペストに行く途中、スロバキアの首都ブラスチラバに立ち寄った。 昔は、チェコスロバキアという一つの国だったが、1993年に分離・独立した。 ここでは、ブラスチラバ城、聖マルチン教会、ミハエル門等を見物した。 この後、世界遺産パンノンハルマの修道院を見物してブタペストへ着いた。 ハンガリー(プタ・ペスト) 子供の頃、ネズミが媒介するペストという病気があったが、豚がペストにかかればブタペストだと冗談を言っていたのを思い出した。 政治的中心地だったブダと商業地のペストが合併して出来た町である。 「ドナウのバラ」と称されるこの町の中心をドナウ川がゆっくりと流れている。 ドナウ川とペスト地区を一望する漁夫の砦からの眺めは素晴らしい。 マーチャーシュ教会の高くそびえる尖塔は印象的だった。英雄広場や国会議事堂も見物した。 くさり橋はもっとも美しい橋といわれるらしいが特にそうは感じなかった。 ところで、ドナウ川クルーズがあったが、ここでハプニングがあった。乗船と下船が同じ場所の2時間くらいのクルーズだったが、船長は1時間少しで別な場所に下船させようとした。添乗員さんが怒り、携帯電話で旅行社にクレームをつけ契約どうりのクルーズにさせた。流石である。 さらに、翌日、クルーズ代金の全額を我々に返還した。女は凄い、そして怖い!
by momodisk
| 2007-06-10 06:58
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