人気ブログランキング | 話題のタグを見る

いちきゅっぱ

「びっくり北陸4日間」とううたい文句の旅行があったので申し込んだ。サンフラワーで志布志から大阪まで往復し大阪から高速道路で1泊2日で北陸を回るものである。旅行代金は、19,800円である。個人でサンフラワーに乗れば船賃だけで往復22,200円だから凄く安い。いちきゅっぱ_f0032712_12405279.jpg


いちきゅっぱ_f0032712_1241277.jpg最初は、「飛騨高山」で名神高速道路で一宮ICから東海北陸自動車道を走った。昼食の後、民俗村「飛騨の里」を見物し、市内の古い町並みが保存されている所を散策した。大勢の観光客であふれていた。産婦人科医院もこのとおりで情緒あふれる町並みである。



2時半ごろ高山を出発して合掌造りで有名な飛騨白川郷に向かった。
庄川の渓谷は紅葉が湖に映えとても美しかった。新緑の頃にも訪れたいと思った。
4時過ぎに到着した白川郷は、沢山の合掌造りの民家が立ち並んでいて独特の風情がある。TVや雑誌などでしか見ない風景を実際に見られて嬉しかった。重要文化財の明善寺で合掌造りの内部構造も見学する事ができた。直ぐに暗くなり宿泊地の金沢へと向かった。
いちきゅっぱ_f0032712_1242767.jpg

いちきゅっぱ_f0032712_12423632.jpg翌朝は、兼六園に行った。30数年ぶり2度目の所である。
江戸時代の代表的な林泉回遊式大庭園の特徴をそのまま今に残しているそうである。
霞が池の周囲の木には雪の重みで枝が折れないように幹に添って柱をたて傘のように縄で吊っているのがきれいである。本当に美しい庭園である。

いちきゅっぱ_f0032712_124348.jpg兼六園の後、日本海沿いに北陸自動車道を走り、福井県にある曹洞宗の大本山である永平寺に行った。三方を山に囲まれた深山幽谷の地に大小70余りの建物が建つ実に大きなお寺である。大晦日の除夜の鐘の放送の時、よく出てくるお寺である。
この後、サンフラワー号が待つ大阪南港へ向かった。交通渋滞も無くスムーズに走った。




いちきゅっぱ_f0032712_12432527.jpgところで、桜島SAで乗り込み私の隣に座ったこのお客さんは珍しい方だった。この方は船内でもバスの中でもずっと小説を読んでいる。車内が暗くても、揺れても全く苦にならないようである。何を読んでいるのかとお聞きしたら官能小説2冊と推理小説を持ってきたとの事だった。目も強いし気力も強い方である。これまで世界中を旅したが旅行中に小説を読み続ける人は始めて見た。
金沢で夕食をご一緒した。9時ごろホテルに帰る途中、薩摩焼酎という字を見かけたら過剰反応を示された。店の人と話をしているのを見ていたら呼ばれたので行ってみた。
90ccが千円の焼酎を飲もうと言うのである。貧乏人の私の経済感覚ではあり得ない話でありお断りした。夜中1時ごろ帰られたそうで、おそらく旅行代金と同等の額以上の出費をされたものと想像した。それでも朝6時前には起床されるから気力、体力、経済力ともに充実している御仁である。うらやましい限りである。^^!
もう一つ驚いた事は、復路に滋賀県に入ったところで「行きの時に渡った長良川と木曽川はこの辺りでしたかね」と話しかけたら軽蔑の眼差しで見て「帰りはそこは通らないよ」と言って又、小説を読み続けた。地図を開いたらそのとうりであった。頭は良さそうな方である。
(ブログの題材の提供に感謝している)
by momodisk | 2007-11-14 12:44
<< 料理教室(その3) カヌー(磯海水浴場) >>